外壁をタイル壁にリフォームするメリット・デメリット

タイル壁

外壁は、家のイメージを決める非常に重要なポイントです。

家を守るための重要な要素でもあります。適切なメンテナンスを行う必要があります。

リフォームのタイミングや外壁の種類など、しっかりと把握して適切なリフォームを行いましょう。

外壁をリフォームするタイミング

外壁をリフォームするタイミングは、10年を目安に一度点検を行いましょう。

その際にクラックなどがある場合には、メンテナンスを検討に入れます。

15年から20年では、大規模リフォームを行う必要があるでしょう。

10年ほど経つと、外壁の塗料の耐用年数が切れてしまいます。コーキングや防水などの傷みも生じてきます。

外壁の種類

外壁には、実に様々な種類があります。

窯業系サイディング、金属サイディング、セラミック系サイディング、樹脂系サイディング、木材系サイディングといったサイディング系のもの、吹付けタイル、タイル、天然石材、レンガ、モルタルなどがあります。

このように種類の多い外壁ですが、どの外壁を使っても良いというものではありません。

建物の構造、木造なのか鉄筋なのか、鉄骨なのか、混構造なのかによって、最適な外壁は使用しない方が良い外壁があります。

例えば、鉄骨造の場合にはヒビが目立ちにくい外壁を選ぶ方が良いでしょう。

そのため塗り壁の場合には粗めの櫛目を入れるなど、クラックを目立ちにくくしたり、サイディングなどが多く用いられます。

タイル壁のメリット・デメリット

タイル壁についてのメリットとしては、耐用年数の長さがあります。

タイルは粘土や石などを高温で焼き上げたもので、30年から40年はメンテナンスが不要と言われています。

汚れがつきにくく、給水率は1%以下なのでカビが生えにくい材質でもあります。

モルタルやサイディングと比較して傷がつきにくく、退色もないため見た目の劣化が少ないのもメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては、初期費用の高さがあります。

比較してみると、1平米あたりモルタルでは2000~8000円、サイディングの場合は3000~12000円であるのに比べて、タイル張りでは10000~15000円となっており、ものにもよりますが倍ほどの費用が必要となってきます。

全体で考えると、100万円以上はアップしてしまう見積もりになるのです。

メンテナンスは不要ですが、目地の張り替えは必要です。目地に関しては、5~10年おきに点検を行う必要があります。

最後に

タイル張りは高級感もあり、メンテナンスに手がかからない外壁です。

初期投資は高いのですが、しっかりとメンテナンスを行うことで、比較的費用を抑えて保ち続けることのできる素材です。

全面タイル張りではなく、ポイントとして使用するなど、用途に応じて使い分けるのも良いでしょう。